新栄堂しんえいどう

お知らせ

2024.01.03
《時代の変化と来年(2024年)の運勢傾向》

人類歴史は闘争の歴史とも言えます。それでは、闘争はいつ迄続くのでしょうか…?
個人の拡大(集合)が家庭であり、家庭の拡大が社会・国家となりますので、人類共通の価値観や普遍的な真理が現れた時に私たちの心も安定すると思います。現代は、力から愛の時代へと移行する変革期なのかも知れません…。

2023年の干支は癸卯でした。癸は五行では水、色は黒を表します。
そして、「癸」は十干の10番目、最後に位置します。生命の終わりを意味するとともに、次の新たな生命が成長し始めている状態を意味する象意です。そして、十二支の中で「卯」は、穏やかなうさぎの様子から「安全」「温和」の意味をもちます。(黒いうさぎの年でしたね…癸卯は厳冬が去り、春の兆しが訪れ始めたことを表しています。)

2024年の干支は甲辰です。甲は十干の最初であり、物事の始まりや成長を表します。春の気を享けて種の殻を破って出る状態、出発する意味があります。また、十二支の辰は振(シン)と言いまして、震う(ふるう)ことを意味して、万物が凄まじいほどに身を奮い立たせて、もとの体から抜け出す様子を表しています。(甲の五行は春・木を表し、五色では青。青龍…若い青年や、新しい価値観を持った純粋な青年の様な人です。)

これらを総合すると、古い価値観から抜け出して、新しい価値観を持った人々が活躍し始める姿が浮かんできます。大谷翔平選手等もそれを象徴しているのかも知れませんね…。

【2024年:日干毎の大雑把な運】(2/4の立春から、翌年の節分まで)
日干毎の流年(年運)の運勢傾向や気になる月を書いてみました。
●日干:甲…比肩 衰…比肩ですので、一つの段階が終わって新しい出発の意味もあります。また、比肩には分離という意味もあります。宝を表す財星を剋す星ですので、宝(大切なもの=愛・命・財)との分離を表す場合もあります。命式本体や大運との関係が悪ければ、職場を辞めたり、夫婦間での分離や健康・お金の分離が生ずる場合もあります。単身赴任や海外留学等には良いですが、そうでない場合は、やや慎重に過ごして下さい。1月は疲れやすいかも…。3月は少しナーバスになりやすい。10・11月も気を付けながら過ごして下さい。

●日干:乙…劫財 冠帯…劫財の流年ですので、何かとモノに賭けたくなる年。投資等を行っている人は、慎重にされると良いかも知れません。しかし、3月はラッキーさもあると思います。10・11月劫財・比肩の月運ですので、特に慎重になさって下さい。劫財は、比肩と同じ様な分離の星ですので、比肩的な要素も出てきます。

●日干:丙…偏印 冠帯…高齢者で、命式本体や大運に食神があって、倒食となっている場合は、健康面等に注意の暗示も出てきます。健康診断は念入りになされて下さい。また、妊産婦の方や小さなお子様がおられる方で、同じく倒食となっている場合は、子供の事で苦労される場合もあります。受験生の方は勉学には良い年となります。月運では2~3月、そして12月は気を付けながらお過ごし下さい。

●日干:丁…印綬 衰…受験生の場合は、比較的学習に集中できる年となります。一般的に平穏な年だとは思いますが、お母さんの事で気になることも時々はおられます。2・3月、12月は無理はしないようにして下さい。計画を立てたり、自分自身を内観するには良い年でしょう。

●日干:戊…偏官 冠帯…行動的になり、現状を変えたくなるエネルギーが強くなります。サラリーマン等で転勤が多い職場の方は、職場の移動が有る方もおられます。また、夫に対して不満を持たれているご婦人の場合は、何か行動を起こしたくなる年とも言えます。良くも悪くも、偏官の流年はカッとしやすく行動的になりやすい傾向があるのですね…。4・5月は強い比肩・敗財が来ます。そして、7月は傷官ですので気を付けながらですね…。

●日干:己…正官 衰…若い女性の場合は、甲で干合して結婚しやすい暗示となります(傷官の強い命式の場合は注意が必要ですが…)。十二運は衰と少し弱いですが、それなりに社会に出ていく運勢なので頑張りましょう…。4・5月は劫財・比肩の月、6月は正官を剋す傷官の月ですので、注意しながら歩んで下さい。

●日干:庚…偏財 養…交友関係が広がり何かと楽しめる年と言えます。男性の場合は、女性を口説きたくなる年ですので、適齢期の男性の場合は恋人を得るには良い年とも言えます。ただし、既婚の男性は家庭を壊さないように注意して下さい。営業等には良い年ですが、受験生の場合は遊びに意識が向きやすいので、計画をしっかりと立てて勉強をして下さい。6・7月比肩・敗財の月ですので注意。8月は、流されて遊び過ぎない様にして下さい(特に既婚者は)。受験生は10月は学習に集中し難いかも知れませんね。

●日干:辛…正財 墓…せっかくの正財ですが十二運が弱いのが少し気になります。命式本体や大運との関係で、正財が良い働きをすれば嬉しいですが…。6・7月は劫財・比肩の月運ですので無理をされないようにお過ごし下さい。

●日干:壬…食神 墓…2年間の比肩・敗財の冬運が過ぎて、やっと春の運気を迎えました。お疲れ様でした…。強い偏印があって倒食していなければ、それなりの春の雰囲気を味わうことができると思います。6月は偏印の月ですので、おとなしく過ごして下さい。また、8・9月…9月は敗財 沐浴ですので、流されないように注意して下さいね…。

●日干:癸…傷官 養…2年間の劫財・比肩の冬運が過ぎて、やっと春の運気を迎えました。お疲れ様でした…。春になると、春一番の強い風が吹くときもありますが、気持ちも明るくなって来ると思います。ただし、もともと食傷が多過ぎて過傷官になる場合は、やや神経質になる場合も出てきます。命式や大運によっても変わると思いますので、気になる方は総合的な鑑定を受けられたら良いと思います。4月、8・9月は注意されながら過ごして下さいね…。

※ 上記 内容は、日干毎の流年の傾向性です。
実際の鑑定は四柱本体や大運との関係をしっかりと見る必要があります。
それらによって、吉凶が逆に出る場合もあるからですね…

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